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放射線を知る

線量にもいろいろある

放射線は眼に見えませんが、測定器を用いて測定することができます。しかし、放射線が体全体へ与える影響度を表す実効線量は実際に測定することはできません。では、私たちはどうやって個人の線量を管理しているのでしょうか。本章ではこれら放射線管理における線量の考え方を紹介します。

放射線の量は吸収線量(物質に与えるエネルギーの量 単位はGy)という形で、測定器で計ることができます。これを「物理量」と言います。

他方、放射線管理に用いる実効線量は、各臓器・組織における吸収線量を、荷重計算して算定するもので、測定器で測定することはできません。
これを放射線管理では「防護量」と言います。(実効線量 単位はSv)

本来、私たちはこの「防護量」で放射線によるリスクを考える必要があります。しかし、実際には測定できませんので、測定できる「物理量」から計算で「防護量」に近似した線量を算定し、これを用いて管理することになります。これを「実用量」と言います。(線量当量 単位Sv)

「物理量」から「実用量」を算定する際に、「実用量」が「防護量」より必ず大きくなるように計算をします。つまり、「防護量」が「実用量」を超えることはありませんので、「実用量」を用いて安全側に管理することができるのです。

 

物理量/実用量/防護量の関係(個人線量の場合)

物質量_実用量_防護量の関係図(個人線量の場合)
※1:長瀬ランダウア(株)製の個人線量計
※2:人体や組織を模擬したモデル
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