本文へジャンプ

ニュース

省電力・無線式放射線モニタ(P-WARM*)初納入

2019年04月10日
東芝電力放射線テクノサービス株式会社

当社は、東芝エネルギーシステムズ株式会社と共同開発した省電力・無線式放射線モニタ(P-WARM)を応用した、“定点サーベイシステム”を東京電力ホールディングス株式会社殿から初受注し、福島第一原子力発電所(1F)に2019年2月に初納入しました。

納入したシステムは、廃炉作業が進む1Fの現場において、作業や工事で作業者等が立ち入る可能性のあるエリア内の各点における線量率情報を、遠隔で一括監視するものです。これにより、放射線管理員の放射線サーベイ測定に関わる被ばくを無くすと共に、本システムで把握した線量率情報に基づき、作業者の被ばくを低減するための合理的な作業計画の立案ができます。

また、このシステムには、測定・監視機能だけではなく、作業エリア内の空間線量率の高低を色分けした等高線で可視化する“線量率マップ”をリアルタイムで計算し、作業現場入口においた大型ディスプレイで表示する機能を備えています。これにより、作業エリアに入る作業者自身にも判り易い危険予知情報を提供し、注意喚起を促すことができます。

当社は、今後の1Fの廃炉作業に関連した適用の拡大を図り、作業者・放射線管理員など、廃炉に関わるあらゆる人々の被ばく低減に貢献できるよう努めてまいります。

尚、本システムに用いたモニタ装置の仕様等については「省電力・無線式放射線モニタ 「P-WARM」通称:ピーウォーム)」を参照して下さい。

  • *P-WARM: Power-saving Wireless Area Radiation Monitor
このページのトップへ